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研究
下垂体腺腫のホルモン分泌
著者: 景山直樹1 小林達也1 吉田純1 浅井尭彦1 米沢猛2 辻靖弘3
所属機関: 1名古屋大学脳神経外科 2京都府立医科大学病理学教室 3関西医科大学脳神経外科
ページ範囲:P.295 - P.309
文献購入ページに移動まず各種動物下垂体の電子顕微鏡的観察により,正常下重体前葉には電子顕微鏡的に分泌顆粒を全く持たない細胞はごく稀にしか存在しないことが明らかとなってきた.更に1962年Schelin21)は13例のchromoPhobe腺腫と10例のacromegalyの患者の腺腫を電子顕微鏡的に詳細に観察しeosinophile腺腫には300mμ直径平均の分泌顆粒が豊富に認められ,chromophobe腺腫には100mμ直径平均のものを含むものと,300mμ直径前後のものを少量含むものとがあると発表した.
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