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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科10巻1号

1982年01月発行

文献概要

症例

Ependymomaの髄腔外転移

著者: 伊藤正治1 津金隆一1 大矢昌紀1 野尻健1 佐藤修1 母里知之2

所属機関: 1東海大学脳神経外科 2東海大学放射線科

ページ範囲:P.73 - P.80

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I.はじめに
 脳腫瘍の転移は,他の悪性腫瘍に比して,頻度が低いばかりでなく,転移が起こってもその大多数は髄液腔内に限られる.稀な髄液腔外への転移例ではmedulloblas-toma,meningiomaが多く,今回われわれが経験したoの,しかもシャントチューブを介しての転移は極めて少なく,腹水の細胞診で生前に診断しえた報告例は認められない.この1症例とともに,ependy-momaの転移につき文献からの検討を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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