icon fsr

文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科10巻1号

1982年01月発行

文献概要

症例

Pseudomonas cepaciaによる髄膜炎—3症例と文献的考察

著者: 高木卓爾1 永井肇1 小林学2 品川長夫3

所属機関: 1名古屋市立大学脳神経外科 2名古屋市立大学第2外科 3名古屋市立大学第1外科

ページ範囲:P.83 - P.88

文献購入ページに移動
I.はじめに
 Pseudomonas cepacia(以下,Ps.cepaciaと略す)はブドウ糖非醗酵グラム陰性桿菌で,玉葱の病原菌として分離され,1960年代になってヒトへの病原性が注目されるようになった3,25).この菌の感染症は新生児髄膜炎3),肺炎24),尿路感染症4),敗血症2),心内膜炎6,13)>などの多岐にわたり報告されている.
 最近,われわれもPs.cepaciaによる髄膜炎の3症例を経験し,いずれもSulfamethoxazole-Trimethoprim合剤(以下,ST合剤と略す)の経口投与により治癒せしめえた.ここに著者らが経験したPs.cepaciaによる髄膜炎の3症例を報告し,本症の治療ならびに予防という立場から若干の文献的考察を加えたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら