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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科10巻1号

1982年01月発行

文献概要

症例

Nocardia脳膿瘍の1例

著者: 織田祥史1 森惟明1 小林映2 半田肇2

所属機関: 1高知医科大学脳神経外科 2京都大学脳神経外科

ページ範囲:P.99 - P.102

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I.はじめに
 Nocardiaは放線菌類に属し,1888年Nocard15)によって分離命名された.もともと弱毒性であり,ヒトの感染症としては,1890年Eppinger3)がはじめて脳膿瘍から起因菌として同定報告して以来,1976年までに約150例の報告をみるにすぎない.
 しかし近年ステロイド剤の多用や,腎移植などに伴う免疫抑制剤,更には癌末期の症例などに"日和見感染"としてのNocardia感染症が増加する傾向にある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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