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研究
Balloon Catheterによる頸動脈海綿静脈洞瘻の治療
著者: 山本勇夫1
所属機関: 1 2 3
ページ範囲:P.1175 - P.1181
文献購入ページに移動今回11例のCCF(外傷性7例,特発性4例)に対し,Fogartycatheterと1)ebrunのdetachable balloonによる治療を試みた.Fogarty catheterによるintracarotid occluslonを施1書fした症例は8例で,うち外傷性の4例全例に,特発性では4例中1例に症状の改善を認めた書しかし外傷性の1例で術後balloonのoverinflationによる外転神経麻痺を,特発性の1例で脳梗塞,2例に術後の血管写でfistulaの残存を認めた.Debrunのdetachable balloonを用いた外傷性の3例中2例で内頸動脈の血流を維持し,かつfistulaの閉塞に成功した.1例は術中balloonのpremature ruptureにより閉塞に失敗した.
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