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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科10巻11号

1982年11月発行

文献概要

研究

Balloon Catheterによる頸動脈海綿静脈洞瘻の治療

著者: 山本勇夫1

所属機関: 1 2 3

ページ範囲:P.1175 - P.1181

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 近年のinterventiollal neuroradlologyの進歩は,従来議論のあった頸動脈海綿書静脈洞瘻(CCF)に対する治療法の1つとして注目されている,
 今回11例のCCF(外傷性7例,特発性4例)に対し,Fogartycatheterと1)ebrunのdetachable balloonによる治療を試みた.Fogarty catheterによるintracarotid occluslonを施1書fした症例は8例で,うち外傷性の4例全例に,特発性では4例中1例に症状の改善を認めた書しかし外傷性の1例で術後balloonのoverinflationによる外転神経麻痺を,特発性の1例で脳梗塞,2例に術後の血管写でfistulaの残存を認めた.Debrunのdetachable balloonを用いた外傷性の3例中2例で内頸動脈の血流を維持し,かつfistulaの閉塞に成功した.1例は術中balloonのpremature ruptureにより閉塞に失敗した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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