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症例
外傷性急性大脳半球間裂血腫の1例
著者: 岡本順二1 伴昌幸2 坂本学1 高杉晋輔1 松本圭蔵1
所属機関: 1徳島大学脳神経外科 2徳島県立中央病院脳神経外科
ページ範囲:P.209 - P.213
文献購入ページに移動急性硬膜下血腫の多くは大脳円蓋部にみられる.動脈瘤や動静脈奇形のような脳血管病変を大脳半球裂に持つ例1)を除き,一般の頭部外傷によって大きな血腫が,主としてこの大脳半球裂にみられるという例は極めて少ない.われわれはこのような,いわゆる外傷性急性大脳半球裂血腫の1例を経験したので,この例の検査所見およびその発現機序などにつき,若干の文献的考察を加え報告する.
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