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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科10巻3号

1982年03月発行

文献概要

解剖を中心とした脳神経手術手技

内頸動脈—海綿静脈洞瘻(CCF)の直達手術

著者: 森和夫1

所属機関: 1長崎大学脳神経外科

ページ範囲:P.245 - P.248

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 頸動脈—海綿静脈洞瘻(CCF)の治療について,差当りのゴールは,内頸動脈本幹を開存したままで,また洞内の諸神経を傷つけることなく,瘻孔だけを選択的に閉鎖することにある.この目的のため現在採られている方法は,
 1)endarterial approach:頸部より内頸動脈内を介してdetachable balloon catheterを上げ,balloonで瘻孔部を閉じたのち,catheterを抜去.
 2)venous approach:海綿静脈洞に通じる静脈系,例えばjugular veinからballoon catheter,あるいは血栓形成のための銅線などを入れて洞内に滑り込ませ,静脈の側で瘻を処置する.
 3)d董rect surgicai approach:開頭し,海綿洞部に対す  る直達手術を行う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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