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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科10巻4号

1982年04月発行

文献概要

研究

徐放性抗癌剤ペレットによる脳腫瘍の治療—83例,3年間の経験より

著者: 織田祥史1 内田泰史1 村田高穂1 森惟明1 徳力康彦2 半田肇2 小林映3 端和夫3

所属機関: 1高知医科大学脳神経外科 2京都大学脳神経外科 3北野病院脳神経外科 4Fibiger研究所,デンマーク

ページ範囲:P.375 - P.381

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 silicone製品が薬物を吸着し,またこれを放出する性質をもっていることが1964年Folkman4)によって発表されて以来,種々の薬剤の放出についての基礎的研究がなされてきた.
 われわれは脳腫瘍の局所治療への応用を企図して,1974年より主に抗癌剤の放出についての実験を行ってきた9-11).その結果in vitroの実験において,放出量は封入薬剤の量,siliconetubeの表面積,壁の厚さ,外液の温度によって規定されるが,封入薬剤の種類や外液の種類によっては,あまり影響をうけないことがわかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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