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研究
髄膜腫のヒアリン様封入体の電顕像
著者: 久保田紀彦1 平野朝雄23 山本信二郎1
所属機関: 1金沢大学脳神経外科 2 3Albert Einstein College of Medicine.
ページ範囲:P.521 - P.528
文献購入ページに移動髄膜腫は頭蓋内腫瘍のなかで最も一般的な腫瘍である.この腫瘍は組織学的に多彩な像を呈することがよく知られている.そのなかの1つとして,Cushing3)が最初に報告し,Kepes6)が電顕で検索した特殊な封入体をもった髄膜腫がある.この封入体はhyaline inclusions in me-ningioma3)とか,pseudopsammoma bodyin meningioma5)とかの名称で呼ばれている.これについての本邦における電顕像の記載は,1975年,久保田7)がその一端を記載したほかにはYagishitaら13)と倉津ら8)による報告があるのみである.われわれは3例の電顕像を調べたので,ここに報告する.
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