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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科10巻5号

1982年05月発行

文献概要

研究

髄膜腫のヒアリン様封入体の電顕像

著者: 久保田紀彦1 平野朝雄23 山本信二郎1

所属機関: 1金沢大学脳神経外科 2 3Albert Einstein College of Medicine.

ページ範囲:P.521 - P.528

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I.はじめに
 髄膜腫は頭蓋内腫瘍のなかで最も一般的な腫瘍である.この腫瘍は組織学的に多彩な像を呈することがよく知られている.そのなかの1つとして,Cushing3)が最初に報告し,Kepes6)が電顕で検索した特殊な封入体をもった髄膜腫がある.この封入体はhyaline inclusions in me-ningioma3)とか,pseudopsammoma bodyin meningioma5)とかの名称で呼ばれている.これについての本邦における電顕像の記載は,1975年,久保田7)がその一端を記載したほかにはYagishitaら13)と倉津ら8)による報告があるのみである.われわれは3例の電顕像を調べたので,ここに報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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