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研究
脳卒中後中枢性疼痛に対する視床正中中心核破壊術の効果と限界
著者: 新妻博1 郭隆燦2 大山秀樹1 池田俊一郎1 鈴木二郎1 笹生俊一3
所属機関: 1東北大学脳研脳神経外科 2金沢医科大学脳神経外科 3国立療養所宮城病院脳神経外科
ページ範囲:P.629 - P.635
文献購入ページに移動視床痛に代表される中枢性疼痛は,各種頑痛症のなかでも最も治療困難なものの1つであり,薬物療法はもちろん,視床,中脳レベルなどでの破壊術,さらには深部脳刺激による除痛術も試みられているが,なお最も治療困難な疾患であることに変わりはない.
著者らはこれまでに,脳血管障害後の中枢性疼痛例18例に対して,視床正中中心核(CM核)破壊術を施行してきた,本論文では,CM核破壊術の効果およびその限界について述べ,あわせて,18例中17例を占める視床痛の検討から,いくつかの興味ある所見を得たので報告する.
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