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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科11巻1号

1983年01月発行

文献概要

症例

Von Recklinghausen病に合併した多発性脳内悪性神経鞘腫の1例

著者: 土井英史1 尾崎文教1 藪本充雄1 森脇宏1 林靖二1 駒井則彦1

所属機関: 1和歌山県立医科大学脳神経外科

ページ範囲:P.93 - P.98

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I.はじめに
 脳内に発生する神経鞘腫は極めて稀で,Gibsonら7)(1966)の報告が最初であり,現在までに9例6,7,11,12,14,15,16,19)が報告されているにすぎない.また,本邦での報告は見られない.これら9例の報告はすべて単発性で他の合併症は認めていない.
 数多くのvon Recklinghausen病の報告のなかにも,脳内に発生した神経鞘腫を認めたものはない.神経鞘腫の悪性転化はよく知られているが,頻度はあまり多くない1).またmalignant schwannomaの脳転移の報告も見られない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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