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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科11巻10号

1983年10月発行

文献概要

解剖を中心とした脳神経手術手技

脳動脈の微小血管吻合手術—後頭動脈・後下小脳動脈吻合術

著者: 菊池晴彦1 唐澤淳1 永田泉1

所属機関: 1国立循環器病センター脳神経外科

ページ範囲:P.1023 - P.1025

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I.はじめに
 1976年Ausmanの最初の報告以来,椎骨動脈閉塞症に対するバイパス手術として後頭動脈・後下小脳動脈吻合術(OA-PLCA anastomosis)が行われるようになった1-4,6,7),しかしまだ症例が少ないこともあり,手術の適応やその効果に関しては不明な点も少なくない.
 現在われわれは手術適応として椎骨脳底動脈領域の虚血症状を呈する患者で脳血管造影により両側の椎骨動脈に閉塞か狭窄が認められる例を選んでいる.臨床的には一過性脳虚血発作(TIA)と可逆性虚血性神経脱落症状(RIND)および進行性発作(progressive stroke)が適応となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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