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研究
高血圧性脳出血における中枢性胃腸管出血合併例の検討
著者: 小穴勝麿1 鳴海新2 千葉明善2 鈴木彰2 冨田幸雄2 金谷春之2
所属機関: 1八戸赤十字病院脳神経外科 2岩手医科大学脳神経外科
ページ範囲:P.1261 - P.1268
文献購入ページに移動高血圧性脳出血後に発生する中枢性胃腸管出血は,日常臨床上しばしば遭遇し,ときには生命予後をも脅かすために看過できない疾患である.現在まで,中枢性胃腸管出血に関する研究は,主として脳出血剖検脳との関連において検討されてきたが,生存例の脳内病理については,十分には解明されていないうらみがあった.しかし最近におけるCTスキャンの導入により,脳内の病理学的変化は生きながらにして十分に観察が可能となった.このような状況のもので,CTスキャンの分析を中心として中枢性胃腸管出血を見直すことは,新しい意義を有するとともに,また臨床に直結した重要な課題であると考えられる.
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