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総説
瞬目反射の基礎と臨床応用
著者: 河村弘庸1
所属機関: 1東京女子医科大学脳神経センター脳神経外科
ページ範囲:P.123 - P.139
文献購入ページに移動I.はじめに
瞬目反射(blink reflex)は眼瞼が閉じる反射運動で,次のような種々の条件下で起こる.すなわち①角膜・結膜・まゆ毛・眼瞼・眼輪筋などの三叉神経末梢枝への刺激(trigemino-facial reflex),②突発的な大きな音刺激(cochleo-facial reflex),③外耳や鼓膜への刺激(auro-focial reflex),④眼前に突然物体が近づいたとき(threal reflex),⑤閃光などの強い光刺激(optico-facialreflex),⑥くしゃみ,せき,嘔吐など(palato-facialreflex)があげられる.
これらのうち最も研究の進んでいるのはtrigemino-facial reflexであり,本稿で述べる瞬目反射(blink re-flex)も三叉神経第1枝の電気刺激により誘発されるtrigemino-facial reflexについてである.
瞬目反射(blink reflex)は眼瞼が閉じる反射運動で,次のような種々の条件下で起こる.すなわち①角膜・結膜・まゆ毛・眼瞼・眼輪筋などの三叉神経末梢枝への刺激(trigemino-facial reflex),②突発的な大きな音刺激(cochleo-facial reflex),③外耳や鼓膜への刺激(auro-focial reflex),④眼前に突然物体が近づいたとき(threal reflex),⑤閃光などの強い光刺激(optico-facialreflex),⑥くしゃみ,せき,嘔吐など(palato-facialreflex)があげられる.
これらのうち最も研究の進んでいるのはtrigemino-facial reflexであり,本稿で述べる瞬目反射(blink re-flex)も三叉神経第1枝の電気刺激により誘発されるtrigemino-facial reflexについてである.
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