文献詳細
文献概要
解剖を中心とした脳神経手術手技
腰椎の手術—腰部椎間板ヘルニアの手術
著者: 矢田賢三1
所属機関: 1北里大学脳神経外科
ページ範囲:P.141 - P.145
文献購入ページに移動I.はじめに
腰椎の手術ということであると,腰椎椎体の腫瘍,炎症,椎間板の変性,またこれに伴う椎体の変形性疾患,さらにはすべり症などの脊柱の疾患のみならず,硬膜内で馬尾神経を圧迫する各種腫瘍,血管奇形,炎症まで,非常に広範な疾患を包含するのみならず,手術方法としても,椎弓切除術に始まり,硬膜外,硬膜内の操作,さらには後方到達法,前方到達法など,枚挙にいとまのない種類と深さを持っている.
そこで今回は,これら疾患のなかで最も頻度が高く,また最も日常的に行われており,それでいながら,意外と解剖学的見地からの理解が充分に得られずに行われがちな,腰椎椎間板ヘルニアの後方到達法による手術法のみに限って述べる.
腰椎の手術ということであると,腰椎椎体の腫瘍,炎症,椎間板の変性,またこれに伴う椎体の変形性疾患,さらにはすべり症などの脊柱の疾患のみならず,硬膜内で馬尾神経を圧迫する各種腫瘍,血管奇形,炎症まで,非常に広範な疾患を包含するのみならず,手術方法としても,椎弓切除術に始まり,硬膜外,硬膜内の操作,さらには後方到達法,前方到達法など,枚挙にいとまのない種類と深さを持っている.
そこで今回は,これら疾患のなかで最も頻度が高く,また最も日常的に行われており,それでいながら,意外と解剖学的見地からの理解が充分に得られずに行われがちな,腰椎椎間板ヘルニアの後方到達法による手術法のみに限って述べる.
掲載誌情報