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研究
脳腫瘍に対する内頸動脈内ACNU持続投与とPhenobarbitalの併用療法
著者: 弓取克弘1 山下純宏2 寺浦哲昭1 半田肇2
所属機関: 1京都市立病院脳神経外科 2京都大学医学部脳神経外科
ページ範囲:P.165 - P.171
文献購入ページに移動nitrosourea系抗癌剤は血液脳関門を通過するので脳腫瘍に有効であるといわれている3,8).しかし造血系に対する強い副作用のため投与量に限界があるのが現状かと思われる1).
最近,nitrosourea系抗癌剤にphenobarbital(PB)を併用すれば,その代謝が亢進され血中濃度が下がり,その結果,腫瘍に対する効果が減弱するという報告が散見されるようになってきた5).このPBの効果は,同時に副作用をも弱めうる可能性も示唆するものと考えられる.
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