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症例
頸椎黄靱帯石灰化腫瘤により脊髄症状を呈した1例
著者: 秋野実1 阿部弘1 岩崎喜信1 宝金清博1 都留美都雄1 小岩光行2 斉藤久寿2
所属機関: 1北海道大学脳神経外科 2釧路労災病院脳神経外科
ページ範囲:P.173 - P.178
文献購入ページに移動脊柱管後壁の構成体の1つである黄靱帯の病変は,脊髄神経根症状を呈する症例において常に念頭に入れておかねばならないが,実際の日常診察上,比較的稀なものである.
すでに,後縦靱帯骨化症が注目され,1つの疾患単位として定着してきたが,胸腰椎における黄靱帯骨化症の報告が増加しつつあるものの,頸椎黄靱帯病変の報告は意外に少ない.
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