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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科11巻2号

1983年02月発行

文献概要

症例

興味ある臨床像を呈した巨大頭蓋底部骨軟骨腫

著者: 山口俊朗1 和田伸一1 松角康彦1

所属機関: 1熊本大学脳神経外科

ページ範囲:P.181 - P.184

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I.緒言
 頭蓋内骨軟骨腫は稀な腫瘍であり,本邦での集計は池田らの報告によると27例にすぎない.われわれは,斜台より発生した巨大な骨軟骨腫の1例を経験し,その発症から突然の出血死に至る約4年間にわたる臨床経過を観察する機会を得た.血管の増生に乏しく,良性腫瘍である骨軟骨腫の出血死は,報告も極めて少なく,またその臨床像にも興味深いものがあり,若干の考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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