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症例
成人のChiari奇形に対するCT診断—特にReconstruction CTの効果について
著者: 小山素麿1 霜坂辰一1 内堀幹夫1 相井平八郎2
所属機関: 1大津市民病院脳・神経外科 2大津市民病院神経内科
ページ範囲:P.195 - P.201
文献購入ページに移動metrizamideを脊髄くも膜下腔に注入してのちCTを行う方法(computer-assisted myelography,以下CAMGと略す)はDi Chiroら7)により紹介され,今日では種々の脊髄疾患に対し有力な補助診断法として諸家に認められるようになった.
成人のChiari奇形では,多くの場合,脊髄水腫(hy-dromyelia)を合併するため19),脊髄撮影では髄内腫瘍との鑑別は極めて困難であり,また通過する造影剤が少ないとChiari奇形そのものが見落される可能性も多い.
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