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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科11巻4号

1983年04月発行

文献概要

研究

脳腫瘍のACNUに対する感受性—In vitroのSensitivity testの臨床的応用

著者: 渋谷直樹1 吉田純1 小林達也1 景山直樹1

所属機関: 1名古屋大学脳神経外科

ページ範囲:P.361 - P.367

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I.はじめに
 悪性脳腫瘍の治療には,手術による腫瘍の摘出および放射線治療が一般化されているが,近年,高い脂肪透過性を持ったnitrosourea系抗癌剤の開発により,血液脳関門(以下BBBと略す)に囲まれた特殊な環境にある脳実質内腫瘍に対しても化学療法が有用な手段として認識されつつある.
 われわれは,日本で開発されたACNU〔1-(4-amino-2-methyl-5-pyrimidinyl)methyl-3-(2-chloroethyl)-3-nitrosourea hydrochloride〕を用いて,.数種のgliomacell lineに対する感受性を上調べたところ,株によりその感受性に著しい差のあることが確かめられた18)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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