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文献概要
症例
視床下部Histiocytosis Xの1例
著者: 伊林至洋1 佐藤修1 堀田晴比古1 上出廷治1 相馬文勝1
所属機関: 1札幌医科大学脳神経外科
ページ範囲:P.395 - P.401
文献購入ページに移動disseminated histiocytosis Xの部分症として,中枢神経系を侵すhistiocytosis Xは決して稀なものではないが,視床下部に限局したhistiocytosis Xは非常に稀で,Tibbs et al.18)によればわずか9例の報告しかなく,またその鑑別も容易ではない.治療方針を決定する上でも早期の積極的なbiopsyが必要となってくるが,われわれは神経放射線学的,内分泌学的,組織学的な検索により比較的典型的な本症を経験したので,文献的考察を加えて報告する.
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