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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科11巻4号

1983年04月発行

文献概要

症例

視床下部Histiocytosis Xの1例

著者: 伊林至洋1 佐藤修1 堀田晴比古1 上出廷治1 相馬文勝1

所属機関: 1札幌医科大学脳神経外科

ページ範囲:P.395 - P.401

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I.はじめに
 disseminated histiocytosis Xの部分症として,中枢神経系を侵すhistiocytosis Xは決して稀なものではないが,視床下部に限局したhistiocytosis Xは非常に稀で,Tibbs et al.18)によればわずか9例の報告しかなく,またその鑑別も容易ではない.治療方針を決定する上でも早期の積極的なbiopsyが必要となってくるが,われわれは神経放射線学的,内分泌学的,組織学的な検索により比較的典型的な本症を経験したので,文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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