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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科11巻5号

1983年05月発行

文献概要

解剖を中心とした脳神経手術手技

斜台の手術

著者: 尾形誠宏1

所属機関: 1神戸市立中央市民病院脳神経外科

ページ範囲:P.463 - P.471

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I.はじめに
 斜台(clivus)は後頭蓋窩の腹側最深部に位置するため,解剖学的に外部からの到達距離が遠いことと,脳幹や椎骨・脳底動脈群および第3-12脳神経群に直接接するため,脳神経外科手術の中でも極めて困難な手術の1つであり,長時間を要する手術でもある.したがって手術に関与する者は,前もって十分な睡眠と食事をとり,無理のないスケジュールのもとで手術にとりかかること,熟練した術者と助手でチームを組むが,術中,他の者と交代などしないよう(交代すると状況判断を誤るため)にすること,熟練したナースと麻酔医の息のあったチームワークをとること,各種機器の準備を前もってかっちり行っておくことが大切である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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