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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科11巻5号

1983年05月発行

文献概要

症例

外傷性脳動脈瘤—自験例5例を含む94例の文献的考察

著者: 横田裕行1 川崎寿人1 村山亨一1 志村俊郎1 樋口晧史1 矢嶋浩三1 中沢省三1

所属機関: 1日本医科大学脳神経外科

ページ範囲:P.521 - P.528

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I.はじめに
 頭部外傷に起因する外傷性動脈瘤は比較的稀な疾患であるが,外傷直後またはある時期においてしばしば大出血を来たすため,予後は極めて不良といわれている1,8).近年,同疾患に関する種々の報告が見られるようになってきたが,いずれもその治療法や手術適応の有無および時期についていまだ意見の一致を見ていないのが現状である.
 今回,われわれは自然治癒を来たした1症例を含め計5例の外傷性脳動脈瘤を経験した.さらに文献的に考察しえた89例を加え,計94例の外傷性脳動脈瘤について考察を加え,若干の知見を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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