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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科11巻5号

1983年05月発行

文献概要

症例

小脳血管芽腫(Hemangioblastoma)家族発生の1家系

著者: 横山俊一1 松田一己1 平原一穂1 朝倉哲彦1 市坪秀紀12

所属機関: 1鹿児島大学脳神経外科 2加世田病院脳神経外科

ページ範囲:P.549 - P.555

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I.はじめに
 頭蓋内に発生する血管芽腫(hemangioblastoma)2)の領度は比較的低く,全脳腫瘍の1-2%19),後頭蓋窩腫瘍の7-10%13,17,19)とされる.本腫瘍には,文献報告例からも明らかなように,注目すべきいくつかの生物学的特徴があるが,その1つに家族発生がある,6,18-21).今回,われわれは小脳血管芽腫の家族発生(1家系3症例)を経験したので,本疾患における家族発生例の特徴などを中心に若干の文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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