文献詳細
文献概要
研究
ウサギ脳腫瘍モデルの作製
著者: 中島麓1 桑原武夫1
所属機関: 1横浜市立大学脳神経外科
ページ範囲:P.613 - P.615
文献購入ページに移動悪性脳腫瘍の治療は,手術療法と補助療法とが組み合わされ,その経過中に種々の検査により経過が観察されるのだが,私たちが今日使っているマウスやラットの脳腫瘍モデルは,補助療法の実験モデルとしては十分であっても,手術操作や頻回の無菌的採血を行うには不自由であった.そこで私たちは,より大型な動物の脳腫瘍モデルを求めていたが,VX2ウサギ皮膚癌の脳内移植により,手術操作と補助療法を行うに十分な脳腫瘍モデルを作製することができた.
掲載誌情報