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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科11巻6号

1983年06月発行

文献概要

症例

血友病Aに併発した後頭蓋窩急性硬膜外血腫の2手術治験例

著者: 大石光1 小沼武英1 溝井和夫2 森和夫3

所属機関: 1仙台市立病院脳神経外科 2東北大学脳研脳神経外科 3東北大学経第3内科

ページ範囲:P.659 - P.664

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I.はじめに
 最近,第VIII因子製剤の開発により血友病患者の外科的治療法は著しい進歩をとげている,しかし,頭蓋内出血に関しては,いまだ死亡率も高く2,8),問題の多いところである.
 われわれは血友病Aに併発した後頭蓋窩急性硬膜外血腫の稀な2症例を経験し,いずれも手術により救命治癒せしめたので報告する.そのうちの1症例は重症例で,開頭術後に消化管出血や腸閉塞の合併症を来たし,3回の開腹術を行い,第VIII因子製剤の長期大量投与を行ったので,その使用法などについても検討考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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