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研究
蝶形骨縁髄膜腫28例の検討
著者: 花北順哉1 半田肇1
所属機関: 1京都大学脳神経外科
ページ範囲:P.703 - P.711
文献購入ページに移動I.はじめに
蝶形骨縁髄膜腫(meningiomas of the sphenoidal ri-dge),ことにその内側1/3に発生したいわゆるclinoi-dal typeのものは現在でも全摘出は極めて困難であり,これらの摘出に関してさまざまな工夫が試みられている3,4,7,8).京都大学脳神経外科学教室では1965年1月から1982年3月までに28例の蝶形骨縁髄膜腫を経験している.これらの28例について主として脳血管撮影所見,CTスキャン所見,手術成績について検討を加えたところ興味ある結果を得たので報告する.
蝶形骨縁髄膜腫(meningiomas of the sphenoidal ri-dge),ことにその内側1/3に発生したいわゆるclinoi-dal typeのものは現在でも全摘出は極めて困難であり,これらの摘出に関してさまざまな工夫が試みられている3,4,7,8).京都大学脳神経外科学教室では1965年1月から1982年3月までに28例の蝶形骨縁髄膜腫を経験している.これらの28例について主として脳血管撮影所見,CTスキャン所見,手術成績について検討を加えたところ興味ある結果を得たので報告する.
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