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研究
慢性硬膜下血腫の術後血腫腔の消退速度についての検討—経時的CT所見の観察を中心に
著者: 西蔦美知春1 堀江彰男1 中田潤一1 岡伸夫1 遠藤俊郎1 高久晃1
所属機関: 1富山医科薬科大学脳神経外科
ページ範囲:P.813 - P.819
文献購入ページに移動慢性硬膜下血腫は,脳神経外科医にとり,日常しばしば遭遇する疾患であるが,その成因および血腫の増大機転などについては,いまだ議論の多いところである.しかし,近年,CT導入によりその診断も容易になり,経時的にCT像を分析することにより,従来と異なった観点からその病態について検討がなされている.今回,著者らは特に術後血腫腔の変化に注目し,その消退速度に影響を及ぼすと思われる因子につき,種々の角度より検討したので報告する.また,症例によっては,術後に血腫の再貯留や症状の再発した症例も存在したが,これらについても検討を加えた.
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