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研究
脊髄神経鞘腫に対するCTの診断的価値
著者: 小山素麿1 清水健夫1 西浦巌1 相井平八郎2
所属機関: 1大津市民病院脳・神経外科 2大津市民病院脳・内科(神経内科) 3現籍 三重大学脳神経外科
ページ範囲:P.845 - P.854
文献購入ページに移動脊髄神経鞘腫は髄膜腫とともに脊髄良性腫瘍の大部分を占め,早期に発見されれば外科的処置により完治も望みうる3,12,15,19,21).ことに日本10)や中国4)の統計によれば,欧米のそれ3,15,18)に比べ神経鞘腫の発生頻度は3倍以上に達し,さらに注意して検索すれば不可逆的な神経損傷が起こる前に,より多くの患者を発見し治療できるものと,思われる.
CT器械の最近の進歩により,脊髄神経鞘腫に対するCT診断法もいくつか発表されてはいるが,造影法,撮影条件,あるいは他の腫瘍との鑑別法に関しての詳細な報告は少ない2,11,13,14,17).
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