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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科11巻8号

1983年08月発行

文献概要

研究

脊髄神経鞘腫に対するCTの診断的価値

著者: 小山素麿1 清水健夫1 西浦巌1 相井平八郎2

所属機関: 1大津市民病院脳・神経外科 2大津市民病院脳・内科(神経内科) 3現籍 三重大学脳神経外科

ページ範囲:P.845 - P.854

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I.はじめに
 脊髄神経鞘腫は髄膜腫とともに脊髄良性腫瘍の大部分を占め,早期に発見されれば外科的処置により完治も望みうる3,12,15,19,21).ことに日本10)や中国4)の統計によれば,欧米のそれ3,15,18)に比べ神経鞘腫の発生頻度は3倍以上に達し,さらに注意して検索すれば不可逆的な神経損傷が起こる前に,より多くの患者を発見し治療できるものと,思われる.
 CT器械の最近の進歩により,脊髄神経鞘腫に対するCT診断法もいくつか発表されてはいるが,造影法,撮影条件,あるいは他の腫瘍との鑑別法に関しての詳細な報告は少ない2,11,13,14,17)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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