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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科11巻9号

1983年09月発行

文献概要

解剖を中心とした脳神経手術手技

視交叉部下垂体の手術—経鼻手術

著者: 米増祐吉1 鈴木望1

所属機関: 1旭川医科大学脳神経外科

ページ範囲:P.907 - P.914

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I.はじめに
 脳下垂体の手術の最初の試みは,1893年,頭蓋内前頭葉下経由であったが,最短距離は頭蓋外経鼻法であることから,種々の方法が試みられた.
 今では想像もできないような顔面のT字状の切開,(Eiselsberg),鼻の下縁の切開(Kanavel)などの方法を経て,1910年にHalsteadの口唇下切開(sublabial in-cision)による手術が行われ,同時期にCushingによるsublabial submucous transseptal approachによる現在行われている方法が発表された.オーストリァのHirschも経鼻孔法を改良して経鼻中隔法を行った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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