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研究
Infusion edema modelによる脳浮腫の研究—その作成と特徴
著者: 高木宏1
所属機関: 1北里大学脳神経外科 2 3 4現籍 広島大学脳神経外科 5京都大学神経外科
ページ範囲:P.957 - P.964
文献購入ページに移動Katzman13)によれば,脳浮腫の定義は,脳組織内水分含有量の増加の結果,脳容積の増大した状態とされ,一般的に脳浮腫はvasogenic edemaとcytotoxic edemaに区別されている9,13).
いわゆるvasogenic edemaの主病変部は臨床的4)にも実験的3)にも脳白質細胞外腔へのPlasma成分の異常貯留状態であり,vasogenic edemaの本態解明の鍵は,この状態における液体の移動,吸収および脳細胞,脳血管の反応に対する研究にあると考えられる.
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