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打撃の心
著者: 和賀志郎1
所属機関: 1三重大学脳神経外科
ページ範囲:P.5 - P.6
文献購入ページに移動とにかく「守備の心」は誤解も招いたらしい.あれを読むと「打撃の人」はお前だけで,あとの人は皆「守備の人」と読めるなどと講釈する人が現れた.それは「読み過ぎ」というものである.昔の人も言っている,過ぎたるはなお及ばざるがごとし,と.広岡達朗先達が言う如く,守備は練習さえすれば,少なくとも9割の守備率を達成できる.平均的能力とか標準というものがあるとすれば,「守備の心」は臨床家にとって不可欠であろう,ということを言いたかったのである.
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