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研究
CT-guided stereotaxic systemによる脳腫瘍のBiopsy—進入方法について
著者: 新妻博1 片倉隆一1 大槻泰介1 桑原健次1 池田俊一郎1 鈴木二郎1
所属機関: 1東北大学脳研脳神経外科
ページ範囲:P.55 - P.61
文献購入ページに移動定位脳手術は1947年Spiegd & Wycisら28)により初めて施行され,最小の外科的侵襲により目標部位への到達が可能な方法として発展してきた.さらに1972年,CTが初めて臨床例に用いられたが1),その後CTを定位脳手術に応用する研究が進められ,脳腫瘍,脳内出血,脳膿瘍など,CTによって病巣部の正確な拡がりを明らかにできるようになった疾患に対する定位脳手術が容易になった.
著者らは,CT専用型定位脳手術装置を用い,開頭による摘出術が困難と考えられた脳腫瘍症例13例に対し,進入方法を工夫しつつ,CT下のstereotaxic biopsyを施行したので報告し,若干の考察を加える.
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