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症例
von Recklinghausen’s diseaseに合併したCystic pontine gliomaの1例
著者: 齊藤晃1 須田金弥1 木戸岡実1 渡辺一良1 松田昌之1 半田譲二1
所属機関: 1滋賀医科大学脳神経外科
ページ範囲:P.1173 - P.1176
文献購入ページに移動gliornaの多くは実質性,浸潤性であり,特にpontine gliomaはその局在からも一般に手術適応外におかれ,化学療法や放射線療法に頼らざるを得ない状況にあった.しかし,high resolution CTの出現により,腫瘍の性質,すなわち実質性か嚢胞性かが判別可能となり,後者の場合には嚢胞内容の除去のみでも症状の改善さらには延命効果が期待され,手術適応と考えられる.われわれはvon Recklinghausen病に合併したcystic pontine gliomaに対し嚢胞の開放術を行い著明な症状の改善が得られた1例を報告する.
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