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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科12巻10号

1984年09月発行

文献概要

症例

頭蓋外転移をきたしたHemangiopericytic meningiomaの1例—その電顕像と文献的考察

著者: 伊藤康信1 古和田正悦1 坂本哲也1 小島寿志1

所属機関: 1秋田大学脳神経外科

ページ範囲:P.1187 - P.1193

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I.はじめに
 Hemangiopericytic meningiomaは髄膜腫のO.9-3.1%11,22)を占めるにすぎないが,再発や頭蓋外転移を高率にきたし,予後不良のことが多い.また,その細胞起源の詳細は現在なお明らかでない.
 最近,過去に4回の開頭術をうけ,初回手術後6年目に肋骨,肝臓,頸椎および胸骨に頭蓋外転移をきたした症例を経験し,電顕的観察から原発巣と転移巣でleio-myoblastic differentiationを示唆する所見が得られ,その発生由来について検討したので,文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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