icon fsr

文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科12巻11号

1984年10月発行

文献概要

症例

外傷性脊髄空洞症の1例

著者: 中村勉1 角家暁1 江守巧1 郭隆璫1 伊東正太郎1 山本信孝1 寺中正昭2 戸島雅宏2

所属機関: 1金沢医科大学脳神経外科 2城端厚生病院

ページ範囲:P.1325 - P.1331

文献購入ページに移動
I.はじめに
 脊髄外傷のあと数ヵ月から数年を経て損傷部位とは別の髄節に新たに痛みや筋萎縮と解離性知覚障害が起こり,これが脊髄内に生じた空洞に起因することは周知の事実であるが,この頻度は脊髄損傷症例の0.7-2.03%と極めて稀と報告されている5,11,20).またこの発生機序についても不明な点が多い.
 著者らも病歴と神経症状およびmetrizamide CTで確診し得た外傷性脊髄空洞症の1例を経験したので,症例の臨床経過を報告し,空洞の発生機序について考察を加える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら