icon fsr

文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科12巻3号

1984年03月発行

文献概要

症例

Intrasellar arachnoid cystの1例

著者: 藤原正昭1 尾藤昭二1 長谷川洋1 大槻秀夫1

所属機関: 1大阪厚生年金病院脳神経外科

ページ範囲:P.331 - P.337

文献購入ページに移動
I.はじめに
 トルコ鞍部には下垂体腺腫をはじめとして,頭蓋咽頭腫3),empty sella19),Rathke’s cleft cyst5,15,21),類上皮腫16,26)(類皮腫)などのさまざまなspace occupyinglesionが発生する.これらの病変のうちには,のう胞を形成するものが少なくない.intrasellar arachnoid cyst(ISAC)は稀であるが,上記病変との鑑別を要する疾患である.われわれは視力障害を主訴として来院し,経蝶形骨洞手術により治癒させることのできたISACの1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら