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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科12巻3号

1984年03月発行

文献概要

症例

後下小脳動脈末梢部に発生した多発性脳動脈瘤の1例

著者: 桑山直也1 高橋慎一郎1 園部真1 池田秀敏1 香川茂樹1 池田俊一郎1

所属機関: 1国立水戸病院脳神経外科

ページ範囲:P.389 - P.393

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I.はじめに
 椎骨脳底動脈系における動脈瘤の発生頻度は全脳動脈瘤の3-10%程度といわれており,なかでも頻度の高い部位は,脳底動脈分岐部,後大脳動脈,椎骨後下小脳動脈分岐部などである.一方,後下小脳動脈末稍部の動脈瘤になるとその頻度は少なく,さらに同部の多発性のものになると,その頻度は極めて少ない.
 最近われわれは,後下小脳動脈末梢部に多発した動脈瘤を経験したので,若干の考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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