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研究
脳卒中後痙性麻痺に対する脊髄刺激の効果
著者: 中村三郎1 坪川孝志1 山本隆充1 築山節1 菅根美夫2
所属機関: 1日本大学脳神経外科 2信愛病院脳神経外科
ページ範囲:P.485 - P.491
文献購入ページに移動Bobath1)によれば,すべての片麻痺(患者に強さは異なるが痙縮が存在するといわれる.この痙縮が高度な場合,自発的にも他動的にも運動が制限され,運動機能改善のための訓練に障害となっている.
従来,痙縮の治療には,1)理学療法,2)薬物療法,3)外科的療法,などが用いられて来た10,14,20).近年,きらに.4)生理学的療法として末梢神経,小脳または脊髄の電気刺激が注目されている3,5,7),痙縮に対する脊髄刺激の効果については,そのほとんどが多発性硬化症を対象として検索され.Cookら6)をはじめDooleyら12)によれば,約60%に良好な効果が得られたと報告されている.
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