文献詳細
文献概要
解剖を中心とした脳神経手術手技
バルーン・テクニック
著者: 滝和郎1 半田肇1
所属機関: 1京都大学脳神経外科
ページ範囲:P.551 - P.557
文献購入ページに移動balloon catheterを使用した治療法で,歴史的に有名なものにFogarty catheterを用いた外傷性頸動脈海綿静脈洞瘻(外傷性CCF)があげられる)7).近年は,detachable balloon catheterや1,3,6,9,10),leak ballooncatheter4,5,10)の開発が行われ,balloon techniqueは人工塞栓術において必要不可欠な手技になりつっある.しかしながらいまだ一般化していないのが現状であろう.その理由の1つとして,諸家により使用されているcatheterが一様でなく,これに伴う手技の違いがあげられよう.本論文では,各種カテーテルの使用方法,具体的手技,適応などについて概説してみたい.
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