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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科12巻6号

1984年05月発行

文献概要

症例

脳クリプトコッカス症の1例—CT所見を中心として

著者: 山上達人12 野村隆吉1 今川健司1 浅井昭1 川崎道朗1 戸田稲三1 林誠之1

所属機関: 1国立名古屋病院脳神経外科 2京都大学脳神経外科

ページ範囲:P.725 - P.729

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I.はじめに
 クリプトコッカス症は中枢神経系に好発する疾患であり,その診断は脳脊髄液11)(以下CSF)中,あるいは病変部標本中にその菌体を見出すことにより,培養または近時発展を遂げた血清反応によりなされるが30),必ずしも特異的とは限らない29).正確な確定診断が困難でありまた全身性のクリプトコッカス症は予後の悪い疾患とされている29)
 今回,われわれは,脳腫瘍の臨床像を呈したクリプトコッカス症の1例を経験したので,脳クリプトコッカス症のCT所見を主として,若干の文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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