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研究
脳腫瘍組織における生理活性アミン濃度と腫瘍内分布について
著者: 池田幸穂1 中沢省三1
所属機関: 1日本医科大学脳神経外科
ページ範囲:P.787 - P.793
文献購入ページに移動I.はじめに
脳内生理活性アミンは脳内神経伝達物質であり脳の生理的な機能維持に重要な役割を演じている.最近,生理活性アミンの測定法がめざましく進歩し9),各種神経疾患の病態をこれら生理活性アミンの立場から論じようとする試み18)がなされている.
今回われわれは手術より得られた脳腫瘍組織における生理活性アミン濃度と腫瘍内分布について検索し,さらに術前のCT所見とも比較検討を行ったので報告する.
脳内生理活性アミンは脳内神経伝達物質であり脳の生理的な機能維持に重要な役割を演じている.最近,生理活性アミンの測定法がめざましく進歩し9),各種神経疾患の病態をこれら生理活性アミンの立場から論じようとする試み18)がなされている.
今回われわれは手術より得られた脳腫瘍組織における生理活性アミン濃度と腫瘍内分布について検索し,さらに術前のCT所見とも比較検討を行ったので報告する.
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