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総説
脳神経外科領域におけるコンピュータ・データベースの設計と応用
著者: 間中信也1
所属機関: 1東京大学脳神経外科
ページ範囲:P.889 - P.898
文献購入ページに移動I.はじめに
最近のマイクロコンピュータ(以下マイコン)の進歩は著しいものがある.昔にはとうてい考えられなかった高性能のコンピュータが個人の負担で購入できるようになった.各科にもマイコンの1台や2台は備えつけられるような時代になった.それとともに,診療のデータをコンピュータで整理し,診療・教育・研究に役立てたいという希望も少なくないと推察される.病歴のデータベース化の作業に着手すると,どの程度の情報をinputすればよいか,病名や部位名をどのようにコード化したらよいか,などの難問に直面する.
当科では,マイコンが今日のように普及する前の1979年から東大病院の大型コンピュータACOS 600(現在はFACOM F 170Mに置換されている)を用い,診療情報のデータベース化に着手し,1980年10月に一応の完成をみた.1983年末までに10,753件が登録されている.1983年からはマイコンを利用した病歴管理もあわせて行っている.
最近のマイクロコンピュータ(以下マイコン)の進歩は著しいものがある.昔にはとうてい考えられなかった高性能のコンピュータが個人の負担で購入できるようになった.各科にもマイコンの1台や2台は備えつけられるような時代になった.それとともに,診療のデータをコンピュータで整理し,診療・教育・研究に役立てたいという希望も少なくないと推察される.病歴のデータベース化の作業に着手すると,どの程度の情報をinputすればよいか,病名や部位名をどのようにコード化したらよいか,などの難問に直面する.
当科では,マイコンが今日のように普及する前の1979年から東大病院の大型コンピュータACOS 600(現在はFACOM F 170Mに置換されている)を用い,診療情報のデータベース化に着手し,1980年10月に一応の完成をみた.1983年末までに10,753件が登録されている.1983年からはマイコンを利用した病歴管理もあわせて行っている.
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