icon fsr

文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科12巻8号

1984年07月発行

文献概要

症例

頭蓋外多発性神経鞘腫を伴った頭蓋内多発性髄膜腫の1剖検例

著者: 渡部政和1 渡辺善一郎1 佐々木達也1 山尾展正1 丹治裕幸1 児玉南海雄1 佐藤宜貴2 本多たかし2 遠藤辰一郎3

所属機関: 1福島県立医科大学脳神経外科 2福島県立医科大学病理学第二講座 3福島県立医科大学第二外科

ページ範囲:P.995 - P.999

文献購入ページに移動
I.はじめに
 多発性髄膜腫は1889年AnfimowとBlumenau3)により初めて報告されたが,稀な疾患ではなく,これまで多くの観点からの報告がみられている12,13,15,19,25).最近われわれは初回手術から20年後に髄膜腫の多発性再発をきたし,かつその期間中に頭蓋外末梢神経の多発性神経鞘腫の発生をみた1剖検例を経験したので,若干の考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?