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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科12巻9号

1984年08月発行

文献概要

研究

脳血管攣縮と過酸化脂質障害—攣縮動脈壁における過酸化脂質の局在と定量

著者: 所和彦12

所属機関: 1横浜市立大学脳神経外科 2小田原市立病院脳神経外科

ページ範囲:P.1049 - P.1058

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I.はじめに
 くも膜下出血(SAH)後の脳血管攣縮spasmの発現機序については現在なお不明な点が多く,諸家の一致をみていない.攣縮物質についても数々のものが提唱されており,そのなかでもoxyhemoglobin(oxyHb)4,7,13,15,17,19,20)を中心とする脂質過酸化反応が注目されている.
 一方,Fein3),Alksne1)らにより攣縮動脈壁の微細構造の変化が指摘されて以来,中膜平滑筋細胞のmyone crosis,内皮細胞変性を中心とした器質的変化とspasmとの関連についての報告も多い8,27,28)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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