文献詳細
文献概要
総説
てんかんと小脳
著者: 六川二郎1
所属機関: 1琉球大学脳神経外科
ページ範囲:P.7 - P.14
文献購入ページに移動I.はじめに
陣内伝之助教授の御指導のもとにてんかんの研究をはじめた私は,発作性興奮のインパルスの伝導から始まって,興奮機構の存在と様相を解明することに興味を抱いてきた71,72).
その後,同門の岩田(1967)46)や小林(1972)56)らの研究により,脳内に抑制機能が存在することが判明され,Jung und Tönnies(1950)52)の仮説から出発した発作性興奮に対する促進と抑制機能の相互関係に注目せざるをえなくなった.
陣内伝之助教授の御指導のもとにてんかんの研究をはじめた私は,発作性興奮のインパルスの伝導から始まって,興奮機構の存在と様相を解明することに興味を抱いてきた71,72).
その後,同門の岩田(1967)46)や小林(1972)56)らの研究により,脳内に抑制機能が存在することが判明され,Jung und Tönnies(1950)52)の仮説から出発した発作性興奮に対する促進と抑制機能の相互関係に注目せざるをえなくなった.
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