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文献概要
症例
CTにて増大と消退を追跡した若年性橋出血の1例
著者: 増山祥二1 樋口紘1 高橋明1
所属機関: 1東北大学脳研脳神経外科 2岩手県立中央病院脳神経外科
ページ範囲:P.101 - P.106
文献購入ページに移動原発性橋出血には,高血圧が原因と思われる比較的高齢者に発症する群と別に,いわゆるcryptic angiomaなどが原因と考えられる若年者の群のあることが知られている4,5,7,8,12-20).後者においては,発症が亜急性ないし慢性で,症状が緩徐進行性,動揺性,反復性に出現するため,神経膠腫,多発性硬化症などとの鑑別が困難な症例もある.
今回われわれは若年性橋出血と思われた1症例を経験したので,文献的考察を加え報告する.
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