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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科13巻1号

1985年01月発行

文献概要

症例

CTにて増大と消退を追跡した若年性橋出血の1例

著者: 増山祥二1 樋口紘1 高橋明1

所属機関: 1東北大学脳研脳神経外科 2岩手県立中央病院脳神経外科

ページ範囲:P.101 - P.106

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I.はじめに
 原発性橋出血には,高血圧が原因と思われる比較的高齢者に発症する群と別に,いわゆるcryptic angiomaなどが原因と考えられる若年者の群のあることが知られている4,5,7,8,12-20).後者においては,発症が亜急性ないし慢性で,症状が緩徐進行性,動揺性,反復性に出現するため,神経膠腫,多発性硬化症などとの鑑別が困難な症例もある.
 今回われわれは若年性橋出血と思われた1症例を経験したので,文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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