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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科13巻10号

1985年10月発行

文献概要

症例

全摘した乳児巨大頭蓋内奇形腫の長期生存例

著者: 白根礼造1 嘉山孝正1 吉本高志1 鈴木二郎1 高久晃2

所属機関: 1東北大学脳研脳神経外科 2富山医科薬科大学脳神経外科

ページ範囲:P.1103 - P.1107

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I.はじめに
 1歳未満の乳児脳腫瘍は早期発見が困難で,発症すれば急激な経過をたどり,手術を行ったとしても治療成績は,決して良好ではない.たとえ長期生存例でも,精神発達,身体発育の点で,良好な予後は期待できないと考えられてきた1,3,7,13).今回は,すでに全摘出成功例として報告している乳児期の両側前頭蓋窩を占める320gもの巨大奇形腫の症例について,患者を13歳の現在まで長期追跡しているので,その後の経過を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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