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症例
天幕上下に発生した多発性血管芽腫の1例
著者: 村上秀樹1 戸谷重雄1 大谷光弘1 佐藤周三1 竹中信夫1 大平貴之1
所属機関: 1慶応義塾大学脳神経外科
ページ範囲:P.175 - P.179
文献購入ページに移動頭蓋内血管芽腫は原発性脳腫瘍の1.5-2.0%の発生頻度とされ,発生部位は後頭蓋窩がほとんどである.天幕上に発生することは稀で,この場合いわゆるangiobla-stic meningiomaとの鑑別がしばしば問題となる.一方血管芽腫の約10%は多発性であるが,そのほとんどが後頭蓋窩,脊髄に発生し,天幕上下に発生した血管芽腫の報告は,現在まで11例である.最近われわれは,天幕上下に発生した血管芽腫の1手術例を経験したので,an-gioblastic meningiomaとの鑑別を含めて文献的考察を加えて報告する.
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