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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科13巻2号

1985年02月発行

文献概要

症例

外傷後,床状突起上部内頸動脈に動脈瘤様陰影を生じた1例

著者: 榎本一巳1 柴田孝行2 伊藤明雄2 原田努2

所属機関: 1名古屋大学脳神経外科 2名古屋掖済会病院脳神経外科

ページ範囲:P.197 - P.200

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I.はじめに
 外傷性脳動脈瘤は,穿通性および非穿通性頭部外傷や,手術時の血管損傷に起因して発生することはよく知られており3,6,9),中大脳動脈,前大脳動脈の分枝や,頭蓋底部あるいは海綿静脈洞部の内頸動脈に起こることが多いとされている2,3,7).今回われわれは,非穿通性頸部外傷直後に頭蓋底骨折を伴い,床上突起上部内頸動脈に動脈瘤様陰影を認めた1手術例を経険したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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